対立点を紐解いた、簡明な主張を構築する
紛争解決において最も重要なことは、相手の主張の正確な理解、裁判所に対する明確な争点の提示、そして争点に対する説得的な論証です。
企業間紛争は、往々にして事案が複雑で、当事者の主張の論旨が不明確になります。不明確な主張は、法律的に正しくとも、説得力を欠きます。相手の主張の要点を見究め、こちらの主張との対立点を正確に把握すれば、こちらの主張も自ずと明快になります。明快になれば、相手方にも裁判所にも、より説得的な議論を提示できます。
井上ひさし氏(故人)の言葉に「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」というものがあります。紛争解決のエッセンスはこの言葉に含意されているというのが私たちの考えです。複雑な事案を紐解き、簡明にした事案を説得的に、しかも、裁判官の興味関心を惹くように説明する。これが、紛争解決のαでありΩです。
過去の取扱案件
- 特許権侵害、営業秘密侵害、著作権侵害、商標権侵害、不正競争防止法違反など知的財産に関する訴訟、紛争
- 各種契約紛争(システム開発、共同事業、不動産取引、建築、雇用、投資、等)
- 損害賠償請求訴訟(役員に対する責任追及、種々の不法行為、等)
- その他(景品表示法違反対応、発信者情報開示、等)